一昔前から、スキーツアーの格安夜行バスが運行されるようになりました。国の規制緩和を受けて、民間のバス会社が競う様にして新幹線や既存の鉄道に対抗するような形で売り出したツアー商品です。主としてこのスキーツアー商品は、そうお金を大量に持っていない大学生等をターゲットにしているもので、東京発着で往復二万円しないツアー等がざらにあるといった感じです。ですが、こういった高速夜行バスは、乗務員の事故が多いといった課題も抱えています。

その理由は、スキーツアーで運転して行ったドライバーが、仮眠を取っただけで、その日の夜行バスで帰ってこなければならない等のハードスケジュールを変えられているからだとも言われており、その点が課題となっています。しかしながら、鉄道や新幹線等に比べると、驚く程安い商品であるため、利用者は絶えないといった訳です。スキーツアーに行く人も、高さというのは、安全を買うためのコストと考えれば、笑顔で買うこともできるのでしょうが、なかなかそう思えないといた所に、人間の弱さというのがあるのでしょう。今後は、高速夜行バスの事故等を受けて、高速夜行バス等も、適正な価格に戻っていくと考えられます。

犠牲が今以上に増えないためにも、この高速夜行バスに関しては、早め早目の対応が求められているところです。スキーツアーは、航空機のツアーもありますが、こちらは幹線のみ安価で、地方路線は高いといった特徴があり、それが問題ともなっています。

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